工房見学

 

先日、社員研修としていつもお世話になっている職人さんの工房を見学させて頂きました。

まだまだ勉強不足な私達なので「実際に作業を見ることで新しく知る事や改めて気づかされることがあるはず」という事で企画されました。

 

今回は木地師さんの工房をご紹介します。

   

こちらが木地をロクロ挽きする場所です。分かりにくいですが、左画像上部の四角い部分に入り込んで座れるようになっています。そして職人さんの左側にある四角い箱がロクロの機械が入ってます。

反対側からみると、こんな感じです。

左にロクロ、右手には鉋(カンナ)を持ち木地を削っていきます。いろいろな形のお椀や皿があり基本は型に合わせ確認しながら削っていくのですが最終的な細かい部分は職人さんの勘で仕上げていきます。木は気温や湿度でも微妙に変化するものなので長年の経験で培われた技術がとても重要です。職人さんが試行錯誤を重ね日々研究し勉強をしているという話を聞き感動しました。

これらが鉋です。たくさんの種類がありました。一つのものを作るにも何本も使い分けるそうなのですが実はこれらの道具は全て職人さんが自分たちで作っているんです!!

挽くものに合わせて、そして自分の手にも合ったものを作るところから始まるそうです。

今回はこの作業を体験させてもらいました。当たり前ですが難しかったです。

  

 

今回いろんな話をお聞きし漆器は伝統の技がなければ出来ないものだという事を再認識し、そのことをもっとたくさんの方々に伝えて知って頂きたいと強く思いました。

 

ご協力いただいた工房の方々、ありがとうございました。