バラエティー豊かな漆器たち

5月3日・4日の二日間は山中漆器祭でした。

 幸いなことに両日ともに晴天に恵まれました。

守田漆器も漆器祭でしかお目にかかることができないような
超お買い得品や懐かしい逸品など
お得でレアな品々てんこ盛りで参加させていただきました!

 

皆さんとても楽しげ&真剣にな眼差しで
「コレとっても可愛い!」、「この器、どんな風に使おう?」
「とってもお得にお買い物ができた!」
・・・といった会話を間近で聞くことができ、こちらも楽しいひと時でした。

お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました!

 

お客様との会話の中で改めて漆器の種類の豊富さや魅力に気付くことができました。

漆器の種類は大きく分けると「木製漆器」「プラスチック製の近代漆器」の2種類です。

「木製漆器」の作り方は以下のようにいくつかございます。

轤挽き」(ろくろびき):回転する木地を刃物で削って形を作っていきます。

 山中では数百年の歴史があります!
工房静寛ではタイミングが合えば実際の
轆轤挽きの工程を見ることができます。
(※轆轤挽きを体験できるワークショップはこちらから。)

「指物」(さしもの):板を組み合わせる作り方で、
主な種類として長角の形のお盆やお重などございます。

「曲げ物」(まげもの):杉やヒノキなどの薄い板を丸めて形作ります。
 わっぱ弁当などが人気ですね

ちなみに、木製品の中でも輸入品のものは、海外で大量のロット数で作っているので
国産に比べてとてもお求めやすい価格のものが多い印象です。
ただし、納品ロットにより仕上がりに少々ムラがございます。

 

また、「プラスチック製」の素地のものも、
型を作って大量ロットで作るのでお求めやすい価格が魅力です。
 ※こちらはプラスチック製の珍味入です。

食洗器に対応した材質のプラスチックもあるので、現代の生活に合わせやすい
という側面もあります。(※詳しくはこちらから)

 

さらに、塗り方の種類で見てみましょう。

「真塗」(しんぬり):しっかりと下地を施し、漆を刷毛やヘラを用いて塗ります。
木地が見えなくなるような塗りで、丈夫で長持ちします。
漆独特の深みのある色つやは、しっとりとした美しさがあります。

「すり漆」:漆を何度も刷り込んでは拭き取る塗り方です。(※詳しくはこちら

※↑ ういの汁椀 茜すり
美しい木目が際立つ塗り方です。木目が出ているのでナチュラル感がありつつ、
漆独特の手触りや風合いを楽しめます。

「ウレタン塗」:白木塗のような木地本来の色味を活かした塗りや
明るい色や現代的な色味を追求でき、近年とても人気があります。
 ※欅3.6巧椀 白木塗
 ※SOの器 開 藍(インディゴ)

 

さらに蒔絵をつけたり、文字入したり・・・など加飾する技法も色々ございます。

 

このように、好みやお求めになるお値段や使用する状況などによって
色々な作り方や塗り方など最適なものを選ぶことができます。

「山中の漆器屋さん」と一言で言っても、各メーカーごとに得意とするジャンルがあります。
(漆器祭を実際に見てまわった方はお分かりになられるかと思います。)
もちろん、日本各地や海外の漆器も産地によって特色があります。

漆器を選ぶ基準は人それぞれ。

一人ひとりの要望に寄り添うような多種多様な作り方は、
漆器と人の生活が密接に関わり合い、歴史の中で育まれてきた証だと思います。

 

機会がございましたら、ぜひ山中に遊びに来て
種類豊富な漆器の魅力を体感して下さい。

(N&N)