山に緑が芽吹き、花が咲き始めました。
春は別れと出会いの季節。
4月から新入学や新学期、また新生活を始める方も多いのではないでしょうか?
わくわくする心とは裏腹に、不安や張り詰めたような気持ちが芽生えるのも春ならでは。
新型コロナの長い自粛期間の中で、ストレスをため込みがちですよね。
そんな心にそっと寄り添う、山中漆器をあなたの生活に迎えてみませんか?
天然木の優しいぬくもりや手触りが、ささやかながら、すっと気持ちを落ち着かせたり、
和ませる効果があります。
守田漆器の器は、いくつもの種類の木で作っています。
以下のように、木の種類によって様々な特徴がございます。
桜
しなやかな木目で肌触りが良い特徴がございます。ほどよい堅さで
粘りがあり丈夫な材です。
肌目が緻密なので、真塗にもよく使われます。
欅
くっきりと明瞭な美しい木目がお勧めです。堅く耐久性に優れております。
山中漆器で幅広く使われております。
栓
とても軽い材です。肌目はやや粗いものの、はっきりとした木目の模様が美しい材です。
原木が大きく育つので盆や鉢など大きいものに多く利用されます。
栃
きめ細やかな絹のような質感で波状の木目が特徴です。
盆、鉢など大きいものに使われることが多い材です。
さらには、木が育った土地や伐採の時期、材の一つ一つに個性がございます。
木目の色味や流れ方など、一つとして同じ表情のものはございません。
それは、木が森の中で長い時間をかけて育まれてきた証です。
守田漆器では、木地師さんが仕上げてくれた白木地を丁寧に確認し、
塗りあがる商品を思い浮かべながら木地を振り分けております。
木の器は天然のものなので、ひとつひとつ違い同じものはありません。
それぞれがたったひとつの存在になります。
木は森の中で長い時間をかけて育まれた大切な資源であり、
なるべく素材そのものを生かしたものづくりを行っていきたいと思っております。
木の器が見せてくれる優しい表情は「木の個性」
その「一期一会」を楽しんでいただければ幸いです。
新しい季節を機に、バラエティー豊かな漆器を使いはじめてみませんか。