修理について

ジメジメした鬱陶しい日が続いていましたが、ようやく梅雨明けが近づいてきました。

この度の集中豪雨により被害を受けた地域の方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

さて、今回は漆器の修理についてご紹介します。

漆器は修理すると今まで通り使うことが出来るようになります。これが陶器やガラスの器とは違った漆器の大きな利点ではないでしょうか。

これは縁が欠けてしまったお椀です。まず、この欠けた部分にサビ漆という砥の粉と呼ばれる土と漆を混ぜて練ってペースト状にしたものを塗り乾かします。

乾いたらサンドペーパーで研いで平らにします。

漆で上塗りをして完成です。綺麗に塗上がりました。

 

もちろん漆が剥げてきたり変色した物の塗直しだけでもできます。

大切な器をぜひ永く使っていただけると嬉しいです。

 

その他修理につきましては こちら からもご覧いただけます。修理のご依頼も承りますのでご相談ください。