少しずつ温かい日が増え、春らしくなってきましたね。
石川県加賀市山中温泉には魅力的な場所がいくつもございます。
今回はこおろぎ橋と呼ばれる小さな木造の橋をご紹介します。
こおろぎ橋は山中温泉を代表する名勝の地です。(※場所はこちらをクリック。)
令和元年10月に4代目のこおろぎ橋が架けられたばかり。
30年に一度の頻度で架け替えられます。
架け替えられる前の3代目のこおろぎ橋を訪れたことのある方は、
以前見た時の風景の趣が変わって
新鮮な気持ちで眺めることができそうですね。
鶴仙渓に架かる総ヒノキ造の橋は丸みを帯びた橋脚が特徴的です。
橋梁は20.8メートル、幅は4メートルと、小さなサイズです。
こおろぎ橋という個性的なネーミングは、
かつて行路が険しいことから行路危「=こおろぎ」と言われた、
秋の夜に鳴くコオロギが由来になった・・・など諸説ございます。
これからの春の時期は、鮮やかな新緑がお楽しみいただけます。
夏は深い緑と涼やかな川の流れ、秋は一面の紅葉、冬は雪景色といった
日本の四季折々の風景を満喫できる場所です。
架け替えられたばかりで白くて新しい色合いは
大自然の風景に日々馴染んでゆき、この風景は日々変わってゆく事でしょう。
このフレッシュな色合いを愉しめるのは今だけ(!)ですよ。
(次に見られるのは、また架け替えられる30年後。)
山中にお越しの際は、山中漆器と合わせて是非足をお運びください。